ゴルフボールの基礎知識
ゴルフボールの知識について少し書きます。 現代のゴルフボールの主要構造は3ピースとなっているものが多く、一番外側 を形成しているカバーはウレタン樹脂カバーで出来ており、大変薄くやわらかい 構造のものです。 中心部分はコアと呼ばれる芯の部分がありソリッドゴム系で出来ています。 カバーとコアの中間層がミッドと呼ばれる部分であり、こちらも人工ゴム系で 出来ています。 ボールの性能はこれらの組み合わせで大きく変わり、コアの多きいもの、小さ いもの、カバーのやわらかいもの硬いものをいろいろ組み合わせた結果、飛 距離に関係したり、スピン性能が変わってきたりします。 ゴルファーがボールに求める要素は「ドライバーで飛ぶ」「アイアンで止まる」 であります。しかしこの2つの要素は実は矛盾するのです。 ドライバーショットでは飛距離を出すためスピンを出来る限り減らすべきですし、 スピンが減るとアイアンで止まりにくくなってしまいます。 各ボールメーカーはいかにこの矛盾の中間でボールを作るかが永遠のテーマ でしょう。